9月11日に明治大学で「法と教育学会」が開催され、淑徳高校3年生の若生真衣さんと佐高梓さんが出場し、発表を行いました。法と教育学会は法的なものの見方や考え方を学ぶ法教育の普及と研究を行っている学術団体です。今回の学会発表では、法教育とESD、探究学習との関連を研究している本校の社会科教師で学会員でもある神内聡先生と共に、若生さんと佐高さんが高校のジェンダー問題に関する日本・イギリス・中国の比較研究を発表しました。
若生さんは留学コースに在籍し、イギリスに留学した経験を元に、日本の伝統文化におけるジェンダー問題とイギリスの若者たちのジェンダーに関する価値観について発表しました。佐高さんは中国の学校で学んだ経験を元に、日中両国の高校生に対してジェンダーに関する意識調査を行い、その成果を発表しました。2人とも学会に参加していた大学の研究者、弁護士、法務省、他校の教員の方々からの質問に答えながら活発に意見を交わしました。
高校生が学会発表する機会は非常に貴重ですが、2人の発表内容は学術的にも非常に有意義なもので、学会でも大変関心を集めていました。こうした経験をより多くの生徒が経験できるように、淑徳ではこれからもハイレベルな探究学習に力を入れていきたいと思います。